おばあちゃん聞かせて 「たけべのお話し」
ねえねえ、おばあちゃん聞かせて、子どもの頃のたけべのお話し



   2月  「学校」


  雨の日、風の日、毎日、歩いて通ったよ。
  一時間くらいかかる子がほとんどで、それでも
 遅刻して来る子はいなかったねえ。
  給食がまだなかったから、アルミの弁当箱を持ってねえ。
 冬は朝着くとすぐに、薪ストーブの上に乗せておくんだよ。
 そうしたら授業中、プーンといいにおいがしてねえ。
  中身は麦ごはんと梅干し、そんなんが多かったけどねえ。
  たまに竹輪やこんにゃくの煮たのが入ってると、
 「うゎーごちそうだ」って。
  弁当を持ってこれない子だっていたからねえ。
  そんな子はお昼になると、すっといなくなり、
 外のブランコで遊んでたりしてたねえ。
  履き物はまだワラぞうりがふつうだったから、
 帰ると明日のを自分で編むんだよ。
  一日ですり切れるからねえ。
  私は親がしてくれてたけど、皆、自分で
 編んでたんじゃないかねえ。



学校




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 *このお話は地元のおばあちゃん達からお聞きした内容を基に
 平成25年に発行された「たけべのお話」(タネピリカ編集)より抜粋しています。


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