たけべ満食  建部のおいしいもの、おいしいお店を紹介するページだよ



いくつになっても、また食べたい「歌ちゃんのお店」と親しまれて四十年。 

   「河原お好み焼店」さんを取材しました          2017年2月発信

 JR津山線建部駅からすぐ南にある「お好み焼 河原」
 通称、”歌ちゃんのお店”があります。開業以来、約40年、建部の人に愛され続けています。
 女将さんのお名前は河原歌子さん、嫁に来て間もなくに始めてから今日までに、店を休んだのは、 ヘルニアでひと月、盲腸の手術で数日だけ。二人の子を育てながら、お好み焼一筋にがんばってきました。 まさに人生、お好み焼と共にありです。
 定休日の火曜日以外は11時から午後5時まで営業。 いつお客さんが来ても焼けるように準備万端。営業で回っていたり、外で働く人には大好評で「建部のとまり木」的なお店となっています。
 歌子さん、性格がきわめてオープン。気さくな人柄は悩み相談も聞いてもらえると、若い人には、 お母さん的存在、常連の人からは家族同然とか。

 この店のメニューはいたってシンプル。お好み焼、焼きそば、焼きうどん、モダン焼き。それぞれに卵、肉入りなどを選ぶだけ。 1つ1つにどれもボリュームがあり「一品で満足」間違いなし。 値段も500円からで野菜が高くなっても、ずっと据え置きのまま。 地域に潤いをつくってくれています。お店の目印は松の木。おじいさんが山から掘ってきた黒松、樹齢100年以上の見事な庭木が 枝を広げて「おいで、おいで」と迎えてくれます。(取材 勝部公平)


 (グルメレポート)
 東北生まれの私。初めてお好み焼を食べたのは、高校を卒業して上京してからのこと。 「なんて、おいしいんだろう。向こうの人はこんなおいしい物、普通に食べてるんだ」というのがその時の印象。 それから、色々なとこで食べたのだろうけど、最初の印象を超えることはなかった。
 今回、「歌ちゃんの店」を訪ねるきっかけは、昨年「たけべおこし」の作ったパンフレット。 地元の若者がここのお好み焼を特に推薦していた。知り合いに聞いてみると「それは、歌ちゃんのお店ね」と返ってきた。 随分、地域に根付いていると思った。
 注文してから”待つ”こと15分、その間、歌ちゃんとの会話を楽しんだり、店内から建部一の”黒松”の男ぶりを見ながら「松の木小唄」を口ずさんだり。
 さて、先にできたのは「焼きそば」。太目の麺と野菜と肉がたっぷりとしたソースにからんで、香ばしい。それほど甘くないソースもグー。 お好み焼は時間が少しかかる。最初に生地を薄く延ばし、その上にドデーンとキャベツに肉。広島風というのだろうか。 しっかりと裏に返して押さえながら焼く。出来上がりは、巨大オムレツ風。中に具がしっかり閉じ込められて、 食べても食べても、おいしい具に会える。張りのある皮の焼け具合も絶妙。
 帰りの自転車を漕ぎながら「お好み焼って、やっぱりおいしいものなんだなあ」と、あれから35年の時を経て、 感慨に浸る私でした。「松の木ばかりがまつじゃない・・・(^^♪」 (三宅美恵子)


お好み焼「河原」
   <営業日> 店休日(火曜日)
   <営業時間> AM11時〜PM5時
   <アクセス> JR津山線 建部駅下車 徒歩4分
          駐車場7台    地図(←クリック) 
       〒709-3132 岡山市北区建部町中田847‐2
           п@086‐722-1146

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